受容器は鼻腔の上部にある嗅細胞である。求心路は第I脳神経、嗅神経であり、嗅覚領は辺縁系に存在する。味覚とともに順応の速い感覚である。一般に女性の方が鋭い。嗅神経(第I脳神経)に化学的受容器があり、嗅細胞として機能する。その神経線維は、他の神経細胞とシナプスしてではなく、直接、嗅脳に達する。
嗅覚は、 第I脳神経(嗅覚神経) 第II脳神経(視神経) 第III脳神経(動眼神経) 第IV脳神経(滑車神経) 第V脳神経(三叉神経) 第VI脳神経(外転神経) 第VII脳神経(顔面神経) 第VIII脳神経(内耳神経) 第IX脳神経(舌咽神経) 第X脳神経(迷走神経) 第XI脳神経(副神経) 第XII脳神経(舌下神経) が伝える。
嗅細胞は、神経線維を直接、脳内に伸ばしている。 正 誤